ストリートプリントについて
ストリートプリントとは、既設(または新設)のアスファルト舗装を撤去することなくレンガ・ブロック敷や石畳調の見た目に変えてしまう、カナダで生まれ世界各国で特許を取得している画期的な工法です。
アスファルト舗装は初期工事費が安い、工期が短い、交通開放が早いなど数々の優れた調書を持ち合わせていますが、見た目がつまらない、劣化しやすいという2つの大きな難点がつきものでした。
ストリートプリントはこの2つの難点を劇的に解消し、見た目に美しく、耐久性に優れたアスファルト舗装を作り出すことができる付加価値の高い工法です。
『ストリートボンド』(着色コーティング材)と『デザインテンプレート』を組み合わせることで様々なデザインを作り出すことができます。
数ある舗装材の中でも最も安価なのがアスファルト舗装。そのアスファルト舗装をベースに施工しますので圧倒的に経済的。その上、複雑なデザインでも縁石の設置などが不要で、必要なのはストリートプリントの費用だけ。きわめて合理的な工法です。
各種景観工法価格イメージの比較(当社調べ)
滑りにくい路面ということは、誰もが安心して歩けるということ。
どのような方にも歩きやすい路面というと段差の解消などがよく議論されますが、視覚に障害のある方や身体の不自由な方にとって滑りにくく安心して通行できるというのは大事な要素です。
一般的にすべり抵抗値BPN60以上が滑りにく路面の基準とされるなかで、ストリートボンドで保護・着色された路面は乾燥状態でBPN88、湿潤状態でもBPN72と圧倒的な防滑性を誇ります。
すべり抵抗値の目安
単位:BPN | 単位:C.S.R | |||||
ストリート プリント |
インター ロッキング |
テラゾー (人口大理石) |
磁気タイル | 天然石 (粗面仕上) |
ストリート プリント |
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乾燥状態 | 75~88 | 60~65 | 20~25 | 50~55 | 90~95 | 0.90 |
乾燥状態 | 65~72 | 45~55 | 5~15 | 15~20 | 10~15 | 0.87 |
近年の建材にとって、環境にやさしくリサイクルできるというのは大事な要素です。
いくら初期工事費が安くても、すぐに廃棄物になってしまうようなものでは、環境に配慮した街づくりには不向きです。
ストリートプリントで保護・着色に使われる塗料のストリートボンドは水性のため、ストリートプリントが施されたアスファルトはリサイクルが可能です。繰り返し、資源として再利用が可能ですので、長期的なコスト縮減と資源の有効利用に貢献します。