ストリートプリントについて
型押しされた路面の塗装には純正品の路面強化着色剤『ストリートボンド』を使用します。
ストリートボンドによる塗装は単に路面に色を着けるためだけではありません。
一般にアスファルトは端部(エッジ)が脆いので、模様の凹凸の端部が欠けにくいように、ストリートボンドで舗装面全体を被覆して保護と強化を行います。
その端部を保護するという目的のために働くのがストリートボンドを主成分であるエポキシ樹脂。硬くて強い樹脂で知られています。
一方でアスファルトはコンクリートとは違い柔軟で動きがあります。その動きに追従するために配合されているのがアクリル樹脂。
この2つの樹脂の特別な配合により、端部を強化する硬さを持ちながらもアスファルトの動きにも追従できて剝がれにくいという抜群の性能を誇るのです。
舗装材のコーティング材には次の7つの性能が求められます。
たとえ6つの性能が抜群であっても、たった1つの性能が劣ってしまえば、他の6つの性能も十分に発揮することはできません。
ストリートボンドはこの7つの性能をバランスよく満たすように作られています。
強固なことで知られるエポキシ樹脂をベースに、アクリル樹脂で弱点を克服することにより、抜群の耐久性を得ることに成功しました。(エポキシ強化アクリル樹脂)また、常に湿潤状態で使用しても抜群の耐久性・耐摩耗性を誇ります。
アスファルト路面はコンクリート舗装と異なり、温度変化や圧力により大きく動きます。路面の動きに対して柔軟に追従するフレキシビリティーを持つためにひび割れの発生が激減します。
独自の骨材配合で、抜群の防滑性を持ちます。乾燥時にも湿潤時にも、安定した防滑性で、車両も歩行者も安心です。
直接紫外線にさらされても退色が起きにくい耐候性。長期間にわたり美しさを維持します。
アスファルト路面は、ガソリンやエンジンオイルなど様々な薬品類により侵されます。ストリートボンドがコーティングされることにより、路面の劣化を防ぎ、耐久性が大きく向上します。
アスファルト路面用に開発されたコーティング材ですが、耐アルカリ性も証明済み。コンクリート路面にもコーティングが可能です。
ストリートボンドコーティングは水性で溶剤を含まず、人や環境に害のないように配慮されています。ストリートボンドでコーティングされたアスファルトはリサイクル可能です。